鬱

病気には、発病に関わる「リスクファクター」と呼ばれる原因が存在します。リスクファクターとはガンと発がん性物質のように、発病の確率を高めてしまうもののことです。
では、うつ病にはどのようなリスクファクターが存在しているのでしょうか。鬱になりやすい人の特徴などについて紹介しています。

鬱病の個人差〜こんな性格・性質がうつを引き起こす

心身の健康は千差万別で、個人差が確実に存在していると言えます。子供の頃から病弱な人が居れば、老年に差し掛かるまで風邪一つ引いたことが無いという人も居ます。

欝病でも個人差があり、なる人とならない人が確実に線引きされているのです。では、どのような人がうつ病になりやすいのでしょうか?

鬱になる時とは

多くの人は欝病発症とまで行かなくても、鬱になる時があるものです。

どういうときに鬱になるかというと、「長い時間をかけた自分の努力が徒労に終わる」「自分のことを認められない」「運が悪いと感じられる出来事が続く」「やらなければならないことがいつ完了するのかわからない」など、報われない努力だと感じた時や理不尽な状況に直面した時などが挙げられます。

仕事上でのトラブルや上司からの叱責などから来るストレスも憂鬱な気分を助長するものと言えます。

うつ病になりやすい人の性質

憂鬱な気分には誰でもがなるものですが、そこからうつ病に至るまでには大きな隔たりがあるものといえます。

うつ病になってしまう人は、多くの場合「責任感が強い」「几帳面である」「人付き合いがよい」「仕事に熱心」「真面目」という性質を持っています。このような性質が複合したうつ病になりやすい性格は、医学的にも定義されているのです。

循環性格

循環性格は、社交的で温和な人柄を持ちながら反面優柔不断で気弱な性格のことを言います。他者との係わり合いが上手でも、異なる意見の対立を上手に処理できないため一人になった時に板ばさみになった自分を再確認して、強く悩んでしまうのです。

執着性性格

執着性性格は、生真面目で仕事熱心な責任感の強い性格です。

一見すると「仕事が出来る」ように見えますが、「自分が仕事を完璧に支配しなければ気がすまない」という執着があるので仕事に対して強い熱意を持っているように見えるのです。

そのため、「誰かに手伝ってもらって手を抜ける所は手を抜く」という発想がないので、自分の許容量以上に仕事を抱え込んでしまうことになりやすいのです。

メランコリー親和性性格

メランコリー親和性性格は、他者への奉仕を優先しルールを守ることに強くこだわる、几帳面で完璧主義といえる性格です。「小さな親切、大きなお世話」という言葉があるように親切心が行き過ぎると逆に負担になってしまうものです。

しかし、メランコリー親和性性格の人は、「感謝されてない、まだ奉仕が足りなかったのか」とむしろ親切が足りないとさえ思い込みがちになるのです。

鬱になりにくい人との違い

このように、鬱になりやすい人は多くの場合「真面目すぎる」性格であるといえます。真面目であることに越したことは無いものの、何事も限度があるということです。

逆に鬱になりにくい人は「楽天的、楽観的な考え方」「くよくよといつまでも悩まない」「よく言えば豪放磊落、悪く言えば大雑把」「ポジティブシンキング」などの性質を持っています。このようなさっぱりした性格の人ほど、うつ病になりにくいものなのです。

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