うつ病/対処

俗に「がんばれ」と言う言葉をうつ病患者に掛けてはいけない、といいます。頑張れば必ず病気が治るわけではないし、頑張らせることはうつ病の禁止事項の一つだからです。
では、自分がうつ病だと感じた時にはどうすればよいのでしょうか。そして、周囲の人は何をするべきなのでしょうか。

うつ病を感じたら〜患者・家族の対処法

今やうつ病は日常的に起こりうる病気の一つとなったと言えます。だからこそ、あらかじめ心構えを作り、知識を蓄えておくことが重要です。では、自分がうつ病を患ったと感じた時、どのように対応していけばよいのでしょうか。

「頑張れ」「がんばる」は禁物

一般に「鬱病の人にがんばれと言ってはならない」と言われています。

うつ病は倦怠感と無気力で普段出来ていたことが出来ない状態になるため、「がんばれ」という言葉が上手に出来ない自分を責めていると感じてしまうからです。

また、うつ病患者が自分から頑張るのも控えるべきです。頑張っても上手くいかない自分を確認することも、うつ病を進行させる原因となるのです。

自分を追い込まない

うつ病を患うと、どうしても自分を責めがちの考え方に捉われてしまいます。「うつが治らないのは自分が弱いせいだ」と言うような、「自分自身は欠点ばかりでどうしようもない無価値な存在だからうつ病になった」という考え方です。

このような考え方はうつ病の症状でありうつ病をさらに進行させる、うつ病スパイラルと呼ぶべき破滅型の思考です。うつ病の治療を行なう上では回避しなければならないものなのです。

家族の対応にも注意

うつ病の治療で重要なのは、患者に対する家族の接し方です。適切な対処をしなければ治るうつ病も治らなくなってしまいます。

うつ病で処方される薬は多少の副作用がある精神安定剤がメインですが、家族が「薬に頼らない治し方」を強制して病状が進行し最悪の結果を招いたケースは少なくありません。

「うつ病は甘え」として患者を責めて取り返しの付かない事態に発展させてしまった親も居ます。生きる意志と病状が密接に関係しているうつ病では素人判断は危険そのもので、無知では済まされない事態を招くことが多いのです。

うつ病への適切な対応

もし、自分や家族にうつ病の兆候を発見または発病を確信したらどのように対応していけばいいのでしょうか。

神経を休める

うつ病で大事なのは、発症の原因ともなるストレスの発生源から距離を取ることです。多くの場合、ストレスは人間関係の中心となる学校や会社で発生しています。

病欠を取れるのであれば、きっちり休んでストレスで疲労した神経を存分に休ませることがうつ病完治の王道です。

家族は温かく見守ろう

家族がうつ病を患った場合は、出来るだけ焦らず騒がず治療をサポートするようにする必要があります。

うつ病は不治の病ではなく、順序を踏んで治療すれば日常社会に復帰できる心の病です。

家族が病気になると勧められる効果が曖昧な民間療法や、薬物治療をよしとしない自然志向などは、鬱病の治療には論外です。専門医の指導に従って、適切な治療に協力することが家族に求められる対応方法なのです。

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