うつ病/治療

うつ病は再発の可能性があるものの、基本的には一過性の病気であると言えます。
つまり、適切な治療を続けていれば社会復帰できるほどに回復するのです。では、どのような治療法がうつ病に有効なのでしょうか?
ここでは、うつ病に対する治療方法の種類について紹介していきます。

うつ病のための治療方法を教えて!

うつ病は、発症すると周囲の人に多大な負担を掛けてしまう病気であると言えます。そのため、一刻も早く治療に取り掛かることが大事になってきます。鬱病の治療法にはどのような物があるのでしょうか。

鬱病治療の歴史

うつ病は、歴史を遡れば紀元前の古代ギリシャにまで辿り着きます。しかし、薬を使う内科的な治療法が開発されるまでには20世紀後半まで待つ必要があります。

薬物療法が確立するまでの鬱病には、サナトリウムへ入院する転地療法やカウンセリングによる心理療法、電気ショックや脳手術による外科的治療法など様々な形の治療法が開発され、実行されてきたのです。

これらの治療法は、現在でも利用されているものもあれば全く行われなくなったものもあります。

最も効果的な治療法は?

うつ病患者の家族が一番気になるのは、「治療法の効き目」であると言えます。現代におけるうつ病治療で、最も効果があるのは抗うつ薬を使う薬物療法であるといえます。

抗うつ薬は脳神経に直接働いてセロトニンの伝達を助ける作用があるため、個人差による効き目の違いが小さいのです。それに、投薬量を症状に合わせてコントロールできるので医者側も安心して加療できる方法といえます。

うつ病への治療法のあれこれ

うつ病の治療方法は、患者本人や家族からの要求に応えられるように多くの選択肢が用意されています。どのような方法があるのかを紹介していきます。

薬物療法

最もポピュラーな方法なのが抗うつ薬を投与する薬物療法です。

抗うつ薬には、セロトニンの分泌量を増やす「三環系抗うつ薬」、セロトニンやノルアドレナリンと言った脳内物質の再取り込みを阻害する働きを「SSRI」「SNRI」などが在ります。抗うつ薬を服用するとある程度の副作用が現れるのが難点と言えます。

電気けいれん療法

電気けいれん療法は、薬物療法が確立される以前からある治療法です。俗に「電気ショック」「電パチ」と呼ばれ、頭部に電極をつけて軽く通電させることでうつなどの精神症状を改善するのが目的です。

現代でも保険対象となっている治療法ですが、記憶が一時飛ぶなどの副作用があるため慎重に行われるべき方法といえます。

心理療法

心理療法は、対話によるカウンセリングを主体として考え方や行動原理に変化をつけてストレスの元になっている問題を解決に導く治療法です。

効果はカウンセラーの経験や技量によって左右される為、確実に効果が現れるわけではないのが難点です。

認知行動療法

認知行動療法は心理療法と同じく心理学に則った治療法で、認知の歪みを見つけ変えることでストレスの元となる感情をコントロールすることを目的としています。治療の現場では薬物療法と併用する形で実施され、高い効果を挙げている方法です。

光療法

自然光や人工光を浴びせることで、体内時計のリセットを促しうつ症状を改善する方法です。日光の量が減少する冬季に発生する冬季うつ病に高い効果を発揮します。