うつ病・サイン

病気を患った人には、必ず身体や行動・言動に何らかの兆候が現れてくるものです。自覚症状を伴わない病気の場合、周囲の人が兆候を捉えることが早期発見に繋がります。
では、鬱病の場合はどのような兆候やサインが現れているのでしょうか。うつ病のサインと見分け方について紹介します。

潜在意識からの救難信号・鬱病のサインの見分け方

うつ病は自覚症状のある心の病ですが、症状を自覚する認識力や治療を行なおうとする行動力が日に日に削がれていくため、結果的に認識できない病気になってしまいます。では、周囲の人は患者に現れる「鬱病のサイン」をどのように見分けて治療を勧めればよいのでしょうか?

うつ病のサインの特徴

うつ病を患うと、憂鬱な気分と虚脱感が行動や言動に表れやすくなります。

具体的に言えば「やる気がない」「ため息を良く付く」「倦怠感や体調不良を訴えがち」「表情がうつろ」「注意力散漫でケアレスミスが多い」「あまり話したがらない」などがあります。

こういったサインは初期のうちならば患者自身も気付くのですが、体調の波が下降しておこる一時的なものとして見過ごしがちになります。

自覚できなくなる理由

うつ病は進行すると、自覚できたはずの症状に頓着しなくなってしまいます。これは症状が進行することによって、自分のことを含めた全てに対する興味が失われていくことと感覚が鈍くなることが原因であるといえます。

「興味が起きないから行動しない」「何も感じないけど何かする気にもならない」というように、自分の身に起きている変調を自分から突き放して考えてしまうのです。

周囲との対話が大事

うつ病を早期に発見するために重要なのは、周りの人たちとの繋がりの太さであると言えます。うつ病は周りから見れば一目瞭然のサインが発信されているものです。

しかし、周囲の人との関わりが薄いと明らかに鬱病の症状が出ていても、見過ごされがちになります。他人との付き合いが苦手で孤立したがる人ほど、このような状況になりやすいといえます。

毎日挨拶を交わすなどして、周囲との接点を維持する努力がうつ病の早期発見だけでなく予防にも効果的です。

見過ごしそうになるサインを知る

うつ病のサインは、目立つものだけに気を配っているだけでも早期発見に効果があります。しかし、個々人の性格や資質の違いによっては気が付かない場合もあります。うつ病のサインの中でも目立ちにくいものにはどのようなものがあるのでしょうか?

料理が下手になる

うつ病が進行した際に現れる症状の一つに、「味覚の鈍磨」があります。

砂糖と塩の区別が付かなくなったり、味そのものがわからなくなったりといった味覚障害があらわれます。

そのため、きちんと計った味付けでも物足りなく感じてしまって不味い料理になってしまうといったサインが出てきます。しかし、料理の腕前には個人差があるため気付かない場合もあるので注意が必要です。

食事量の低下

食事の量を抑えることは、ダイエットの基本ともなっています。そのため、急に食が細くなってもうつ病のサインとして捉えられることは稀だといえます。

欲の低下は、健康な人にも起こる現象のため必ずしも鬱との関連性があるとはいえませんが、倦怠感や気力の低下などの症状が同時に見られる際にはうつ病の兆候と見做しても問題ないでしょう。

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