心の病

心の病は、患者の周辺の人たちにとって非常に迷惑で厄介なものであると言えます。
しかし、そのことで患者を責めるわけには行かないのもまた事実です。
患者を支援し、一日も早い完治を願うことが心の病の最善の対処です。ここではうつ病に関連してくる心の病について解説していきます。

うつ病に関連する心の病を知る

うつ病をはじめとする心の病は、発症率の差はあれども誰しもが患う可能性を持っているものといえます。「人は考える葦である」という言葉があるように、何かに悩み考える習性を持った人間だからこそ、心の病は存在していると言えます。

心の病の代表格・不安障害とは?

人間や動物には本能的に恐怖を感じる機能が備わっています。

人間の場合、考える力が発達している為か対象が曖昧な恐怖である「不安」を感じることが多々あります。

この不安を主症状とするのが「不安障害」です。不安生涯には心的外傷後ストレス障害やパニック障害なども含まれ、精神疾患としてはメジャーな存在と言えます。

強迫性障害

不安障害の一種である強迫性障害は、「〜をしなければいけない」「〜であってはいけない」といった強迫観念や強迫行為を症状としています。

つまり、不安から逃れようとすることそのものが症状なのです。強迫性障害の代表的な例としては清潔を保たなければ気がすまない潔癖症があります。

強迫性障害は自閉症やアスペルガー症候群、摂食障害などの他の精神疾患と関連しているケースが見られ、「強迫性スペクトラム障害」とも呼ばれます。

社会不安障害

社会不安障害は人前に出ることで「恥ずかしい思いをするのではないか」という不安を抱き嘔吐や身体の震えなどの肉体的症状を引き起こす不安障害です。

対人恐怖症とは違い家族や友人などの親しい関係の人とならば症状は出ませんが、顔見知り程度の人や全く知らない人の前に出て発表することや会話すること、電話応対やパーティへの参加など「自分が注目される状態」に置かれることが引き金となって症状が現れます。

全般性不安障害

全般性不安障害は、不安の対象が曖昧なまま不安を長期間感じ続ける不安障害です。

春秋時代中国の「列子」には、杞の国にすむ心配性の人が「いつか天が落ちてくるのではないか」と言う不安を覚える「杞憂」という話が紹介されていますが。

それと同じように様々な物事に不安を感じ抑うつ状態や不眠などの症状に発展してしまうのが特徴です。

不安とうつ病の関係

普段感じている不安は何かに取り組んでいる最中に自分に自信がない時や、何か良からぬことが起こるのではないかと言う予感などが対象となります。

逆に言えば対象となっている物事を解決すれば不安はおさまるのです。しかし、不安障害で感じる不安は明確な対象がなく、解決の糸口が見つかりにくいと言う性質があります。

そのため不安を感じながら解決策を患者自身が模索しなければならず、ストレスを溜め込んで抑うつ状態になりうつ病を併発してしまうのです。

治療法

不安障害の治療においては、抗うつ薬・抗不安薬の処方による薬物療法とカウンセリングによる心理療法の併用が有効です。不安障害の患者は、話の筋道を立てて会話すれば自分の不安が根拠の無いものかを理解できるのです。

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